虹彩認証

虹彩認証

虹彩とは、「目の中に強い光が入るのを防ぐために瞳孔の大きさを調節する筋肉」のことで、アイリスとも呼ばれます。

虹彩は 2 歳くらいまでに形成され、瞳の色は虹彩に含まれる色素量によって決まります。

虹彩認証は、アメリカの眼科医のレオナルド・フロムが、虹彩は個人により異なるという診療経験から個人認証に使えることを発見したのが始まりです。

その後、イギリスのケンブリッジ大学のドーグマン教授が考案した数学的アルゴリズムにより実用化され、日本や韓国の総合電機メーカーが製品化しています。

1998 年の長野オリンピックでは、バイアスロン競技のライフル保管庫の認証に採用され、誤認証なしの結果を出しています。

虹彩認証は、50 cm ほど先の赤外線カメラを見つめることにより、1 秒程度で終了します。

虹彩認証には、以下の特徴があります。

  • 長所
    • 逆光や暗い場所に強い
      • 可視光線ではなく近赤外線を利用しているので、逆光や暗い場所でも問題ない
    • 生体認証の中で、認証精度が最も高い
      • 誤認証が一切ない
      • 1 秒以内に 1000 人以上を識別できる
  • 短所
    • 目が細いと難しい
      • 虹彩を撮影できるように、目を大きく開く必要がある
    • まつ毛が障害物になる
      • まつ毛が虹彩を遮っていると、認証できない
    • サングラスは外さなければいけない
      • 眼鏡やコンタクトレンズは問題ない