静脈認証

静脈認証

静脈認証は、1990 年代後半に韓国のベンチャー企業が研究したのが先駆けです。

体内には温かい血液が流れているので、血管は周囲よりも温度が高くなっています。

また、血液中のヘモグロビンは近赤外線を吸収する性質がありますが、皮膚は近赤外線を反射します。

そこで、皮膚のすぐ内側を通っている手の静脈を赤外線カメラで撮影すると、静脈が浮かび上がります。

静脈の分岐点や終端点の座標を個人認証に用いることができ、現在は、日本企業も静脈認証の開発を行っています。

静脈認証には、以下の特徴があります。

  • 長所
    • 環境の変化を受けにくい
      • 怪我をしたり皮膚病になったり濡れていたりしても、問題ない
  • 短所
    • 装置の小型化・低価格化が難しい
      • 手の甲や手の平の静脈を利用している場合、装置の大きさや価格に限界がある
    • 太っていたり痩せていたり毛深かったりすると、認証が難しい
      • 太っている場合、手の肉厚のため静脈が浮き上がらない
      • 痩せている場合、気温が低いと血管が収縮して静脈の形状が変化する
      • 毛深い場合、毛を剃る必要がある

富士通によると、指紋認証と静脈認証を比較すると以下のようになるそうです。

指紋認証と静脈認証
  指紋認証 静脈認証
怪我 ×
擦り傷 ×
切り傷 ×
皮膚の乾燥 ×
アトピーなどの皮膚病 ×
手が濡れている ×