ワンクリック詐欺

ワンクリック詐欺

ワンクリック詐欺は、以下の手順により行われます。

  1. サイトにリンクがある
  2. リンクをクリックすると、「ご入会ありがとうございました」など契約が成立した旨が表示される
  3. 入会金や使用料を請求される

1 のリンクは、メールの本文に記載されていることもあります。

「電子消費者契約及び電子承諾通知に関する民法の特例に関する法律(電子消費者契約法)」により、ワンクリック詐欺の契約は成立していないので、請求金額を支払う必要はありません。

退会手続きを取ろうとして個人情報を入力すると、詐欺師に住所・氏名・年齢・電話番号などの個人情報を漏らすことになるので、請求が来ても無視しておきましょう。

ワンクリック詐欺が発展したツークリック詐欺もあります。

ツークリック詐欺では、ワンクリック目に契約内容と「はい」「いいえ」のボタンが表示され、ツークリック目の「はい」で入会金や使用料を請求されます。

ツークリック詐欺は契約が成立している、とみなされることもあるので、国民生活センターなどに相談するとよいでしょう。

インターネット・ジャーナリストがワンクリック詐欺

2005 年 11 月 7 日に、岩手県警は「ワンクリック詐欺の疑いで、東京都中野区の著述業・森 一矢容疑者 (35)、東京都渋谷区の会社役員・大賀 達雄容疑者 (28)、神奈川県川崎市のフリーター・豊田 敏宏容疑者 (26)、神奈川県相模原市の飲食店従業員・佐藤 力弥容疑者 (31)、住所不定の無職・佐々木 良保容疑者 (29) を同日までに逮捕した」と発表しました。

主犯の森容疑者は「インターネット・ジャーナリスト」を自称し、「事件簿ネット」というサイトを運営して被害者の相談に乗ったり、国民生活センターが発行する月刊誌に「ネット社会の落とし穴」を連載したり、テレビに出演したりしていました。

森容疑者には、以下の著作もあります。

  1. 「ネット探偵かずやんの裏インターネット事件簿
  2. 「インターネット犯罪 だます人・だまされる人」
  3. 「ケータイトラブル完全撃退マニュアル
  4. 「ネットで儲ける人が秘密にしていること
  5. 「IT 起業必勝法
  6. 「コンピュータペストの恐怖」(共著)

調べによると、2004 年 11 月 16 日頃に 5 人は、携帯電話会社を装って神奈川県内の女性の携帯電話へメールを送信して、アドレスをクリックした女性に現金数万円を振込ませました。

5 人は、8 月頃から森容疑者の自宅マンションを拠点に不特定多数にメールを送り始め、10 月頃には偽サイトへの接続率を高くするために携帯電話会社からのメールを装うようになったそうです。

岩手県警は、振り込め詐欺に使われる銀行口座の闇取引に関連して、佐藤容疑者を通帳詐欺の疑いで 2005 年 5 月に逮捕していました。

捜査過程でワンクリック詐欺が浮かび上がったため、8 月 14 日に大賀容疑者と豊田容疑者を逮捕、10 月 11 日に佐藤容疑者を再逮捕するとともに佐々木容疑者を逮捕、11 月 7 日に森容疑者を逮捕するに至りました。

約 450 件総額約 2800 万円の被害について余罪を追及している、と報じられましたが、続報不明です。