アカウントプロテクター

アカウントプロテクター

2006 年 6 月 12 日、NEC と子会社の N&J 金融ソリューションズは、顧客ごとの異常行動分析により異常な金融取引を早期発見する金融機関向けモニタリングシステム「アカウントプロテクター」を発表しました。

アカウントプロテクターは、現金自動預払機 ATM・インターネット・営業店端末などの各種チャネルを経由した取引の出金・振込などを監視し、異常取引を検出します。

アカウントプロテクターの不正検知システム
名称 内容
標準ルールエンジン 予め設定した標準的な取引例に基づき、
異常取引や不正口座を検知
顧客異常行動検出エンジン 顧客毎の取引行動特性を統計的手法で分析・蓄積し、
異常取引を検知
ツリー & ニューロモデルエンジン 異常行動特性データを一定量蓄積した後、
ニューラルネットワーク技術に基づいて分析し、異常取引を検知

アカウントプロテクターでは、盗難カードや振り込め詐欺の振込先となる口座など、不正取引に特有の手口を 17 種類に分類しています。

異常取引・不正口座を検知する主なルール
名称 内容
大胆不敵 1 〜数日の短期間に、限度額に近い高額の入出金
パレード コンビニ ATM で連続出金
未稼働口座 長期間出金がない口座で突然の高額出金
ワープ 離れた店舗で、ほぼ同じ時間帯に出金
地域外利用 口座を開設した都道府県以外で出金
匿名振込 振込人の名義が数字や短いカナ文字のみ
サラミ 利用を気付かれないような長期に亘る少額出金
ジャブ 口座が使えることを確認するための少額の入出金

これらのルールに抵触した取引は、直ちに金融機関のパソコン画面に情報が表示されるので、担当者が顧客に連絡したり該当口座を凍結したりすることで被害の拡大を防ぎます。

金融機関では従来、担当者が取引一覧表を目で追って不正を監視していたため手間と時間が掛かり、発見は翌日以降になることがほとんどでしたが、アカウントプロテクターは数分〜数十分おきに全取引を調べます。

システム構築などで NEC と取引実績のあった名古屋銀行が、第 1 号ユーザーとして導入して大きな効果を上げているようです。