振り込め詐欺の特徴と対策

振り込め詐欺の特徴と対策

振り込め詐欺には、いくつかの特徴があります。

  1. 被害時間帯は午前 11 時頃から午後 2 時頃が多い
  2. 犯人は「個人型」から「劇団型」へ
  3. 一度被害に遭うと再度狙われる

振り込め詐欺の特徴 (1) 被害時間帯は午前 11 時頃から午後 2 時頃が多い

まず、午前 9 時から午後 3 時までが銀行振込の受付時間なので、これ以外の時間帯の被害はほとんどありません。

あまり早過ぎると考えたり相談したり時間を与えてしまうので、「すぐに手を打たないと間に合わず、取返しがつかなくなる」と締切時刻までに余裕がなく、正常な判断ができないように追い詰めようとしていることが分かります。

インターネットを使えば 24 時間 365 日いつでも手続きが可能ですが、普段からインターネットを使わない高齢者や主婦が狙われやすいため、上記の時間になるようです。

振り込め詐欺の特徴 (2) 犯人は「個人型」から「劇団型」へ

次に、当初は「オレオレ詐欺」と呼ばれていたことからも分かるように、子供・孫・親戚などを装った犯人が「オレだけど、急に現金が必要になったので、振り込んでくれ」と電話をする「個人型」の詐欺でしたが、やがて、警察官や弁護士など複数の人物が登場する「劇場型」の詐欺が派生しました。

それぞれの役を演じるだけでなく、パトカーや救急車のサイレンなどの効果音を流すこともあり、臨場感を高める演出もあります。

振り込め詐欺の特徴 (3) 一度被害に遭うと再度狙われる

振り込め詐欺に限らず詐欺事件では一般に、犯人が被害者を「お人よしで騙しやすいカモ」と判断するため、「費用が予想よりも多く掛かることになりました」などと再接触してきたり、別の名目で新たに電話してきたり、別の詐欺師に個人情報を売却したりします。

振り込め詐欺の対策

「自分は騙されない」と思っていた人が、簡単に詐欺に引っ掛かることもあります。

警察官が交通事故の示談を仲介したり、事故直後に弁護士が示談金の入金を指示したりすることは絶対にありません。

上記のような電話を受けても鵜呑みにせず、家族・知人・警察・各自治体の住民相談窓口・国民生活センターなどに連絡して、冷静に対処しましょう。

手品の世界には、「サーストンの 3 原則」があります。

  1. 何が起きるか最初に説明しない
  2. 同じ観客に同じ手品を繰返さない
  3. 種明かしをしない

手品師も詐欺師も、人を楽しませるか悲しませるかは異なりますが、人を騙すという点では共通しており、「サーストンの 3 原則」を悪用しているのが詐欺師と言えるでしょう。