韓国の振り込め詐欺

韓国の振り込め詐欺

振り込め詐欺は韓国では「ボイス・フィッシング voice phishing」と呼ばれ、以下の手口が一般的です。

  1. 有名銀行から電話があり、「お客様のクレジットカードの支払いが滞納しています。詳しくは 1 番のボタンを押して下さい」という自動音声のテープが流れる
  2. 1 番のボタンを押すと、人間が対応して「当行の間違いでした。お客様の銀行口座を保護しますので、最寄りの現金自動預払機 ATM へ行って下さい」と言われる
  3. 最寄りの ATM の前から携帯電話で連絡すると、「今から言う安全な口座に預金を振込んで下さい」と指示される
  4. 「安全な口座」とは犯人グループの用意した架空口座で、振込が終了するとすぐに全額が引出される

1, 2 には以下のような亜種もありますが、3, 4 に繋がることは一致しています。

  • 銀行を名乗り、「お客様のクレジットカードが他人に使われている」
  • 警察を名乗り、「あなたのクレジットカードに保安処置を施す」

韓国の振り込め詐欺は 2006 年秋から被害が急増し、韓国警察庁によると 2006 年 6 月から 2007 年 7 月までの被害件数は 4200 件/被害総額は約 400 億ウォン(約 50 億円)でした。

2007 年 5 月には、息子を名乗る犯人に対して現職判事が 6000 万ウォン(約 750 万円)を振込み(旧来のオレオレ詐欺)、日本でも報道されています。

韓国の振り込め詐欺の首謀者には外国人が多く、検挙者の約 6 割が中国人と台湾人であるため、韓国警察庁と台湾警察は情報交換をしているそうです。

2007 年 6, 7 月には約 1000 人を検挙して 7 月の被害件数は 138 件に抑え、最多だった 1 月の 699 件から激減しました。